コドモ・ドラゴンは叫んでいた!

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5.母の手料理とお三味線と若い二人のちぃちゃな台所  ~♪逢いたくて逢いたくて・・・石川さゆり♪~

しばらくはブログ崩壊を避けるため過去のお 気に入り記事、人気記事を最新記事に上げてブログを維持しております。 
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2010-04-01に叫んでいた!
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Bluesは、19世紀後半頃に米国深南部で黒人霊歌、ゴスペルから派生した。
彼らは教会では歌えない胸の内をBluesで、吐き出していた。

ここでは、心の重さを吐き出す歌全てを、               
あえて音楽ジャンルと関係なくBluesと呼ぶ事にする。  

Bluesは感情を表現したものが多い
日常の幸せなことや憂鬱なこと(blues)を12小節に乗せて歌う。
このBluesの調べに乗せて、打ち明け話(あるいは打ち上げ話?)をしたくなったんだとさ~。
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母との日々の中で、三日ほど…母の手料理を初めて味わった。
何を食べたかは憶えていない。
ただ、美味しかった。
何を食べても美味しかった。

他にも驚いた…というか、普通当たり前のことかもしれないけど、
何も言 わなくても……母は食事中、私の欲しがっているものが分かった事。
 私の視線が醤油に向えば、醤油が、
まだ食べたりない気持ちがしていれば、何も言わなくても自然におかわりが出て来た。

それも、特に母は苦労している様子は無い。

こんなに安心するのか…
これが発達心理学でいう「基本的安定感」なのかと思った。

これと今までの食事を比べれば、
今までの私の食事中の身体感覚は、
まるで他人の家か、
お店で食事をしている感覚ぐ らいしかなかった。


母に引き取られた二番兄ちゃんが心底羨ましく思えた。

 以前付き合った恋人によく言われた。
「何故、そんなにまるで・・・作業でもしてるみたいにぶっきらぼうに食べるの?
それに、美味しいのか、何なのかサッパリ分からない」

 正直、美味しくてもマズくても私はどうでも良かった。
 
喰えればいい。
 その程度だった。

ところが、その時の私は何を食べても、

 お母ちゃん、美味しい、
 お母ちゃん、美味しい、
とバカのひとつ憶えの様に繰り返していた。

その後・・・・何日目だったかは憶えていないが
母と父が新婚時代に住んだ
借家に行った。

母は今でも此処で、琴、三味線、小唄などを教えていた。

入った時なんとなく
「おかあちゃん、お三味線弾いてみたい」
と言ってしまった。

母は1、2時間ほど手ほどきをしてくれた。
「ギターと違って、身体をしっかり固定する事が一番最初に大事な事なんよ」と言われるが・・・・・当たり前だそう簡単に音が出るわけがない。

しばらくして身体の位置が少こぅしだけ分かった気がした。
すると音が出た。

「やっぱり男の音やね。力のある音や」
「へぇ~そうなん?」

「ヨっちゃん、ちょっとその本を見ながら練習してて、あたし買い物行ってくる」
「うん」

不思議と何度でも練習出来た。

弾いているうちに何故だか、もう少しで1小節近く弾けた・・・・

母が買い物から帰ってきてもしばらくは弾いていたが・・・・母が少し片付けなどしていると
・・・
なんだか自分が「ろくでなしの料亭の若旦那」にでもなった気がして・・
ちょっぴり気が引けてきた・・・
・・

そっと、三味線をおいて、家の中を見回すと・・・・

そこに不思議な空間があった。
二間だけの平屋なのだが・・・
脇に細い廊下があって・・・
そこにコンロが二つ、瞬間湯沸かし器・・・・ETC

?になりながらも・・・・・やはり三味線が気になり・・・・
「おかあちゃん、何か弾いてみて」とねだってみた・・・・・・・・
母は一瞬・・・無言になり・・・やがて、静かに座り・・・・

「あ、ちょっと待っておかあちゃん」
と私は何か飲みたくなり冷蔵庫をまさぐり、ビールを見つけた。

母は「お酒飲みながら聴くなんて・・あたしは芸者と違うんよ」と言って

母は弾き始めた。

それは何処かで聞いたような、三味線のメロディとはまったく違っていた。

そして、不思議な事に・・・音が、聴いている私のお腹に響いてくるのだ・・・・・
時には不協和音のように聞こえるその音色はまるでクラッシックの現代音楽の様にも聞こえ・・・・・
その上・・・・
なにか人の言いようもない苦しみを表現しているようだった。


聴き終わって母にその事を言うと・・・・・
「そういう事が感じられるヨッちゃんはやっぱりあたしの子やね」

その曲は「ゆき」という曲で・・・・・
愛する男性と別れ・・・雪の中を彷徨い、
やがて息果てる女性の様を表現した曲だった。

激しい苦しみ、痛みのある旋律なのだが、何故か私には嫌な曲とは感じられなかった。

「ところでお母ちゃんここはなに?」
「ああ、台所今は使こてへんよ・・・・・でも、まだ使えるんよ」

其処は、母と父が新婚時代に使った時のままに
残してある台所なのだった。


なんて小さくて可愛い台所なのだろう・・・・
よく見ると
ちゃあんと台所らしい体裁を整えている

そこがそういう場所だと分かった時

胸がキュンとなり、思わず涙が出そうになったが・・・
・・・・こらえた。

そっと目を閉じると、
まだ、若い二人が浮かんだ。
父が料理をしている母を背中から抱きしめている姿がはっきりと・・・
本当にはっきりと・・・浮かんだ・・・・

「おかあちゃん、今日は此処で何か食べさせて・・・」

母は何かを察したのか・・・・小さくて使いづらいその台所を使って・・・・作ってくれた。

僕はただ・・・ただ・・・
お母ちゃん、美味しい、
 お母ちゃん、美味しい、
とバカのひとつ憶えの様に繰り返していた。
つづく

いくらなんでも・・・これはBlues違うやろ!ムード歌謡やろ!つーか演歌やろ!とかいう意見は
この際聞かないよ~~~
お知らせ(ここだけ新しい情報)!!! 最近,試しに警察小説書いてます!!  
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