コドモ・ドラゴンは叫んでいた!

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70年代:15 木枯らし紋次郎と市川崑の70年代

本格派の監督、市川崑を僕が目にしたのは、
木枯らし紋次郎が最初だった 気がする。


さすがに名匠、TVだとは到底思えない出来栄えにさぞかし驚いたに 違いない。

 黒澤が何を撮っても全てが黒澤カラー黒澤ヒューマニズムに満ち溢れてい るのに対して、市川はその時々の時代を完璧に取り込んでしまう。

その上、市川こそ70年代を代表する作家だったと言って過言ではな い。
独特のカット、画面、ドライなセリフ廻し…………etc

さて、木枯らし紋次郎だが、今見返すと紋次郎は
PTSD心的外傷後ストレス障害もしくはアダルトサヴァイヴァーではないかと…
 
ま、もっとも江戸時代には心的外傷などゴロゴロいただろうが。

世界を信じられず、かといって、死ぬ訳にもいかずアテもなくさ迷う紋次 郎。

その旅には哀しい、淋しい、人々の群れ……

何ひとつ出来ぬ紋次郎はまた、さ迷うしかなくなる。

市川はセンチメンタルにそれを眺めたわけではなく、ドライにしかし、苦 しみから逃げずに向き合う。

この辺り、70年代世代よりひと回り大きい力強さを感じてしまう。
さらに紋次郎の魅力はまったくの時代劇なのに現代劇と勘違いする映像だ。
ライバルだった「必殺仕掛人」がまさに<江戸!>って感じだったのと対照的だ。


ついでに、80年代にはややウェットに横溝正史に取り組んだが画面 は70年代ムード一色でした!


オマケを一つ。 最後の犬神家の一族だが……… 70年代の横溝シリーズを飛び越えて 何処か初期の市川作品に戻っています。

本当にお疲れ様でした!監督
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70年代:14 岡田晋吉というキーワード

太陽にほえろ 飛び出せ青春 われら青春 俺たちの勲章 俺たちの朝 傷だらけの天使 俺たちは天使だ あぶない刑事

これらのドラマに深く関わった1人の男がいる。

元日本TVチーフプロデューサー
岡田晋吉


ショーケンと渡り合い、殉職劇という新しいドラマツルギーを創り出し、

優作を見い出し、
辞表をスーツの胸ポケットに入れ、新人俳優を世に出して 来た
男。

新人俳優を発掘するたびに・・・・
この男と心中しようと思った。
口癖のようにこう言う男。


 あらためて、彼の作品を見直してみると、彼はおそらく、石原慎太郎の青 春映画や黒澤明のヒューマニズムに憧れていたフシを僕は感じる。

しかし、彼が「これが青春だ」の様な作品ばかり創っていたら、稀有なプ ロデューサーになっていたとは思えない。

ショーケン、優作というあまりに屈折した個性と出会ったからこそ
70 年代を代表する作品群を創り出す事が出来たのだ。

大河ドラマを見ても、民放を見ても、70年代以前はドラマは映画の イズムの影響を受け続けていた。 黒澤や木下恵介のヒューマニズムであり、小津や大映の土着気質であっ た。

其処にヨーロッパ的な屈折の美学を持ち込んだのはショーケンの一連の作品群だと僕は確信している。

 しかし、ショーケンが岡田やテレビ局との闘いが無ければ、タダのヨー ロッパ横流しになっていたかもしれない。 映画「約束」(ショーケンの俳優としてのデビュー作)は寧ろ ヨーロッパそのままの感じだ。

 嫌な刑事役を無理矢理やらされ、放送コードと闘い、その中で独自の日本 的美学が生まれた。

対して、岡田は二人の屈折青年に出会い、彼らの苦しみの世界に出会い、 理解出来ない心理状態を味わいながら、しかし、彼が最も理解出来なかっ た作品から30年以上に渡る高い評価を受ける事になった。 (太陽にほえろーそして愛は終わった。や、傷だらけの天使) 彼が本来愛してやまなかった、ヒューマニズムと青春の純粋を描いた作品ではなく……。

 屈折と清純との闘い。

その中からヨーロッパ風の、風景画の様な屈折へのアプローチではなく
無理矢理造られ、押し付けられたものでもない、

ナマの人間味や傷や苦しみ、軽薄な蔑みを受け、歪み、悶え、その結果、
社会から脱落していても、なお光り輝く人間性を


しかも、制限のあるTV ドラマの枠内で表現し得たのだ。

岡田は70年代、最終的には、優作やショーケンに負け、自身が 本腰を入れて、俺たちの勲章や俺たちの朝で若者達の苦しみと向き合い、 共感し合うドラマ群を創らざるを得なくなっていたかもしれない。

「俺たちの勲章」挿入歌を、作曲者吉田拓郎が歌ってます。

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70年代のおまけ 竜童さんと皇室

クリスマスなので、(あんまし、関係ない)少し趣向変えまし た。

70年代、ドラマ、アイドル歌手などを陰で支えた竜童兄貴がとうとう、皇 室へ!
と、いう動画です!

あの70年代のチンピラが…… 時代は変われば変るもの。

しかし、緊張しながらもユーモアたっぷりで、楽しいスピーチです!

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