原田芳雄さん……みんな芳雄ちゃんて呼びます。(最近だとキムタクの「エンジン」でお父さん役)
その芳雄ちゃんのお話。
とっても遥か昔、まだ東京に出てきて10日ぐらいの時、新聞に雑誌「ぴあ」からゲリラ的広告が乗りました。
劇団に入ったばかりの僕は友達から「原田芳雄ちゃんが映画館に遊びにくるってよ」田舎もん丸出しの僕は「誰?それ?」「それにたかだか舞台挨拶でしょ」「バカ!優作の師匠だよ!それとこれはトークライブなんだよ!まぁ何でもいいから来いや」なんのこっちゃと思いつつ、僕は映画館にひょこひょこ付いていきました。
なんでも、ぴあはまともに1ヶ月前とかに広告したら、恐ろしい人数が押し寄せてしまうという事で2日前に突然、新聞広告を出したんだそうです。
会場は新宿の映画館、それも古びた名画館だったと思います。しかし、それでも黒山の人だかり・・・・・
なんとか中に入ってみるとなぜかスクリーンの前に
小さな机とイス・・それにバーボンとグラス、灰皿がポツンと置いてある・・・なんだかさっぱり分からない・・・・・
しばらくすると雑誌「ぴあ」の社長が挨拶に出てきて、ほとんど何も言わずに興奮気味に「原田芳雄さんです」と
すると、
白いスーツにサングラスのやけにかっこいいおっさんが・・・・そこで気付きました「この人が原田芳雄っていうんだ」(遅)ほどなく、彼はいきなりスクリーンの前の椅子に座って飲み始めました!しかもタバコもプカプカ・・・・そうすっと、座ってる人達が、なんだか一斉に質問し始めました・・・・・・
僕には全くチンプンカンプン・・・・・・「これらの映画は70年代の青春群像について’%&%’)’))H)(UP'・・みたいな・・・・」
眠くなって来た・・・・・・・・・・・すると・・・・・・・サングラスのやけにかっこいいおっさん、いや、原田芳雄さんは
「・・・・・いい加減にしろよ、なんとかカルチャーセンターじゃねんだからよ」「ああ、この声だ・・・・優作の声がねばったような、油っこい声・・・・思い出した・・・・ほとんど、まんま出てきて演技してるような人・・・・」 そう思い出している僕でしたが・・・さっきの原田発言に・・・・場内シーン・・・・・すると、困った社長は慌てだし「面白い事言うやついないか」と・・・・・場内に特設してあったライトをぐるぐる回し始めました・・・・・その瞬間です。なんか腹立ってきました・・・・僕・・・大体、酒なんか飲みやがっていくら人気あるんだってああいう態度はないだろ・・・・・と・・・・・怒ってたしアホの友達が人ごみ割って入ったおかげでけっこう前の方に座ってたし・・・・・・・・
さらに次の瞬間、俺達を社長は指差し!
「おい、そこの目つき悪い三人!何かないのか??」カーッと血が上ってしまいました・・・・・・・・・とっさに僕はマイクを握り締め「原田さん、あんた役作りとかやってないだろ!」信じられない事口走ってました僕。
殴られるか、帰っちゃうか・・・・・・・?
ところが原田さんは急に優しい声で「やってるよ」・・・「俺はさ、今、お前がしゃべったみたいにこういう所でそういう度胸のある事、言える人間じゃあないわけ・・・・本来な・・・・お神輿担ぎたくても担げない・・・・そんなタイプよ」「だから、役になるまでにそういう・・・・・自分をぶっ壊す! 頭悪いから、なにやっていいか分かんないから、田んぼの中に頭突っ込んだり・・・・・・とにかく滅茶苦茶走ってみたり・・・さ・・・・それから、普通の自分じゃないものを・・・・探すんだ・・・・ホン(台本)の中に・・・・・そうすると遊びが生まれてくるんだ・・・・だから・・・・必死だぜ・・・・」聞いてるうちに、さっきまで腹立ってた自分はどこへやら・・・もう僕の目は
ハート・マークです。
なんだか・・・・ずんずん響いてくるんですよ・・一言、一言が・・・・帰り際には上機嫌で・・・僕が「勉強なりました」と言うと「勉強じゃねぇよ! 遊べ!」と肩をポンと叩いて握手してくれました。
そ
の握力の強い事!「痛ッテ!」(当時、芳雄ちゃんはボクシングやっておられました)
優作の葬式に白いスーツに優作の元の奥さんとの間に生まれた娘さんを連れて来られた芳雄ちゃん・・・・
(兄貴分の彼しか出来ない事です)マスコミからその娘さんをすごい形相で守っておられた・・・・・・・・・・・・・
優作のお棺の前で
「お前は何度もTVや映画で生き返ってきたじゃねぇか! もっかい生き返ってみろ!!」と怒鳴った芳雄ちゃん!お棺に顔突っ込んでライオンみたいな大声で泣いた芳雄ちゃん・・・・カッコつけてんじゃない! 生なんですよ! みんな、あの人達は・・・・・・・・・・・・・ もしかして知らない人にその頃の芳雄ちゃんはこんな感じです
最近はこんな感じです

ところで・・・・最近、龍平クンとてもいいですね。 優作が後期に追っかけてた(家族ゲーム以降の)芝居をちゃんと受け継いでます。
翔太クンなんか、優作が逆立ちしても出来なかった「アイドル」ですもんね。
二人が成長した今・・・・・やっと「ああ、優作は死んだんだな」と受け入れられる・・・・・・・・・と同時に「オレタチの時代」も終わったな・・・・・・・・・・・と・・・・・・・・・・ウソ
俺はまだ死なねぇぞ!ってなわけで!
テンダラエンジェル
テーマ:SHINHWA(神話) - ジャンル:アイドル・芸能
- 2008/07/20(日) 22:36:17|
- 役者さんネタ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0